本日は、先にご案内した「自動車旅行をきっかけとした地域活性化」というタイトルでシンポジウムに招かれました。
自動車旅行(カーたび)推進機構の事務局長で日本観光協会の古賀さんと同じくカーたび機構の幹事で㈱デンソーの細江さんのお話のあと私が地域事例の紹介ということで、
国交省のまちめぐりナビ事業でおこなっている「はまはま.jp」と、日経トレンディの08年ヒット商品予測で第一位となった
ドラ旅(ETC割引ドライブパック旅行商品)の浜名湖モニター商品の紹介をさせていただいた。
最後に私の敬愛するダンディで魅力的なおじさまのひとりヤマハ来客会館の栗岡館長のお話のあと、パネルディスカッションをさせていただきました。
これまで観光業界や旅行業界が取り組みにくかったマイカーでの旅行について、いろいろとおもしろいデータや先進開発の取り組みなどを知ることができ、思いのほか自分の為になる交流ができ、これからは世界に誇る日本の自動車産業と観光はもっと密接に連携すべき!!!という思いを強く抱いて帰ってきました。
団体旅行が個人化、多様化する時代の要請のなかで、これまでのバス旅行、JR旅行、エアー商品の開発から、最後の砦となっているマイカーパックの商品化は、旅行業界のルネサンスを引き起こす可能性すら感じられます。
ETCやカーナビ、携帯電話といった新技術の導入によって、これまででは考え付かないバリエーションの商品化が進むことが予想されます。
かたや、環境問題や原油の高騰が社会問題となる中、自動車旅行というものについて、多方面の角度から見直しがせまられているのかもしれません。
しかし、そんな時代の中にあって、本当に地域が磨かなければならないのITツールといった手段ではなくて、ソフト、サービス、魅力あるコンテンツというまさに人づくりであることを再認識するシンポジウムでした。
ICT活用が叫ばれる中、それらは人の感性を価値化する有用な手段であるとともに、価値化する修練を積んでいくことを忘れないよう自問自答の日々が続きそうです。