グリーンツーリズム交流会

8月29日に、浜松市グリーンツーリズム交流会が設立された。

これまで県が主管する西部グリーンツーリズム協議会というものがあり、西部農林事務所と協力して浜名湖えんためとしてもさまざまな取組みを行ってきた。


5年前に浜名湖えんためと立ち上げ、当時すでにグリーンツーリズムの先駆けとして全国に有名となっていた長野県飯田市の事例を参考に、合併前の浜松市役所へ啓発と活動への協力をお願いしにいったことが懐かしい。

当時の浜松市は、農林水産業について、観光業界と同様非常に優先順位は低いものと感じられた。

つまりものづくりの街はままつとしては、生活基盤である教育、医療、福祉とは別の重点課題としては、常に2次産業、工業誘致、中心市街地の発展が重要視されているのだろう。

そこへ合併を経て政令市となった新浜松市は、これまでの遠州灘と天竜川に加え、浜名湖の広大な湖岸線と南アルプスの長野県まで延びる広大な森林地域を取り込むことより、農林水産業がクローズアップされる契機となったのは事実だろう。

5年前に打ち立てたグリーンツーリズムの構想のなかには、味覚狩りなどに代表される観光農園、直売や地産地消に関する流通への取組み、食育や体験プログラムによる振興、さらには援農システム(ツーリズムや社会貢献事業によって、後継者や担い手不足の農家、繁忙期の農作業を支援する取組み)を確立して、地域としての一次産業の発展、自給率の向上、地産地消の推進そして交流人口の増大を提案してきた。

政治は仕組みをつくる手続きの繰り返し・・・先日あった代議士の先生の言葉の通り、意識の改革に加え、実際の仕組みの構築には、民間人が思った以上に時間がかかるのだろう。

ここにきてグリーンツーリズム交流会が組織化されたことは、遅ればせではあるが大きな大一歩であることは間違いない。

この組織を生かすも殺すも、参画している農業者と我々のようなよそ者のアイデアが相乗効果をいかに引き出せるかにかかっている。

これまで行ってきた生産農家の見学やガーベラの摘み取り体験からはじまり、現在は先に構築した西部観光施設ネットワーク会議に属していただいている一次産業主の皆さんに加え、今回の交流会を通じてまた新たしいコラボレーションが地域活性の一翼を担えるよう地道な取組みもすすめていこうと思う。


今年から始めた三方原産の舞茸農園見学と摘み取り試食バーベキューは、夏休みの家族連れにも大人気でした。


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