10月から観光庁が発足しました。
政局の混迷や世界同時金融恐慌のニュースがマスコミをにぎわしていたためか、あまり観光庁の報道はされなかったかもしれませんが、業界としては非常に大きな前進であり、また行政改革のなか新しい省庁ができるのは金融庁以来。これもまた国策として観光にが本腰をいれていくことへの象徴の具現化ともいえるでしょう。
そんな折、昨日は中部運輸局の企画観光部より森部長をお招きして「観光庁の発足とこれからの観光行政~観光圏整備事業について」お話をしていただきました。
観光圏整備については、浜名湖えんためとして6年前から取り組んでいる広域ネットワークを支援する今年の目玉となる法整備事業であり、10月に初年度の認定地域として、中部からは鳥羽市を中心とした伊勢志摩地域が認定をうけ、全国で16箇所が指定されています。
今回はこの制度を認識を地域として高め、来年2月に応募される次年度の地域認定の募集に浜松市から手をあげてもらい、2次認定エリアに指定していただこうとすることが狙いでした。
観光圏の認定による地域的な補助案件や優遇策などはさまざまですが、世界遺産やトリプルA級の観光資源のないこの地域では、この制度認定をうけてどうやって地域振興をすすめ観光圏としてグレードアップをはかっていくかは大きな課題なのです。
これにあわせて、今年度初頭から協議しているツアーセンター機能の整備についても平行して協議を重ね、観光圏のためのネットワークをより友好的に繋いでいけるような仕組みづくりをすすめていこうと思います。
またあわせて開催した第6回の遠州灘天然とらふぐまつりオープニングセレモニーには、予想を上回る数の来賓やご招待の皆様にご来場いただき、近年にないマスコミのみなさんの駆け付けにも大変感謝申し上げます。
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