『浜名湖えんため』
平成18年1月10日静岡新聞「窓辺」より
「浜名湖を全国メジャー」への旗印のもと、遠州灘天然とらふぐのブランド化や花のまち浜松のフラワーツーリズム事業、そして映画やドラマのロケ誘致や撮影支援事業と矢継ぎ早の事業の成果が少しづつ見え始めてきました。
さて次は何をやってみようかと、また新しい夢を思い描きながら新年を迎えました。
浜名湖えんためって何?と初めて耳にする方も多いと思います。正式名は、環浜名湖地域の観光振興を考える会。浜名湖周辺の環境にやさしい地場産の資源や産業を活かし、魅力ある一流で豊かな観光まちづくりを目指そうと設立した団体です。
私も言い出しっぺの一人として旅館の後継者として観光産業の仲間とこの活動に携わっています。会員の中にはとらふぐ漁師の鈴木邦夫さん、
生産農家の見学や花摘み体験を手掛ける農家の牧田雅規さんといった多彩異彩な役者が浜名湖えんためを支えています。
多様な産業を新しい視点から繋ぎ、まちづくりや地域振興、地域PRをすることが活動の中心。今風に言えば浜名湖版コラボレーションかビジネスマッチングです。
まず聞かれる「えんため(enter-me)」という言葉は、エンタテイメントからの造語。産業の担い手となる役者自信が楽しく演じることが肝心です。そして、地域の役者一人ひとりが
「私に逢いに来て」という思いを持って行動しようという意味を込めて名付けました。
浜松・浜名湖をこよなく愛する人々とこの地を訪れる人々との「縁のため」にも、たくさんの人と出会い、新たな試みを仕掛けて飛躍の一年としたいものです。
映画の問い合わせにあわせて、えんためって何?とあらためて聞かれることが増えました。
これまで浜名湖えんためを知らなかった人たちが映画を通じて関心を寄せていただいている証拠かもしれません。今日からこちらのブログでも、静岡新聞に連載した窓辺を紹介させていただきます。
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