蘇州・訪問記【2】

いなばだいすけ

2007年02月14日 00:59


ちょっと寒山寺のこと知ってみませんか?
場所は、上海から車で2時間の蘇州市にあり、昔は三国志の呉の国の首都であった。
呉の国は、日本の呉服の名前にもなっていることは、あまり知られていない。

寒山寺は、梁代天監年間(紀元502~519年)に創建された当初、”妙利普名塔院”(みょうりふみょうとういん)と名づけられた。その後、唐の貞観年間(627~649年)に寒山と言う僧侶が住むようになったことから寒山寺と呼ばれるようになったと伝えられている。
張継の《楓橋夜泊》の詩は中国のみならず日本の漢詩の教科書にもでてくなど、あまりに有名。
また、さらに有名なのは、この詩のように鐘の音を聴こうとする除夜の鐘の発祥地とされていることである。

古くより書の道を究める高僧が、寺の繁栄をささえ、先代の性空先生、そして現在の管長である秋爽先生の書も有名である。

われわれ浜松・舘山寺のお店もこぞって先生に書をお願いして、店内の掛け軸や表札に掲げている。


こんな書の世界にふれてみて、なにも心得のない自分達も、一から書道をはじめて、まちおこししてみたいと感銘をうけて帰ってきました。

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