re-set ボタン。
秋晴れが続いているのに、最近なんだか調子が悪い。
困ったことなら以前からいくつもあるし、厳しい業界であることも今に始まったことでもない。
サボっているわけでもないし、新しい挑戦がないわけでもないが、なんだか調子が上がらない。
人生のバイオリズムでも低迷してるかなあ?とも思ったりもするが、どうもスッキリしないのである。
ここ数日、たくさんの種類の組織改革の会議や会社の売上向上の施策もろもろの体質改善のための時間が多いからかもしれない。
心のそこから笑ったり、体の心から汗をかいたりする仕事ができていないからだろう。
そんな折に、「天まであがれ!!」をみたある主婦の方が送っていただいた感想文を読んだ。
今の子供たちは、失敗してもすぐゲームのように「リセットボタン」を押してしまう。今の凧作りやお料理だって、自分でつくるといっても、ほとんどが簡単キットなるものがあって、一から作ることなんてないのです。昔のじいさんが作る凧は、竹を切ってくるところからはじめなきゃいけない。そんな手作りの大切さをおじいさんから今の子供が教わることができる映画だった・・・。
そう。自分もまぎれもなく「リセットボタン世代」。
最近は、たくさんの子供が自殺してしまう世の中。みんな人生のリセットボタンを押してしまうのだろう。でもそれはリセットできるものではなくて、GAME OVER。生きている時間にリセットはないのです。やり直すとしても、それはそれまでをすべて活用して前にすすむだけ。
失敗が糧になることも、経験がバネとなることも、後悔が意気込みに変わることもある。
人生のresetボタンは存在しない。
そういう自分もこう調子が悪いとリセットボタンを押したくなる。やっぱり現代人かも。
自分がやってきたことも例外なくリセットできるものでもないし、すべきものでもない。
秋風にふかれて、ボーっと感慨にひたってみた。
人とひととを紡ぐという「えんため」の基本理念も決して簡単に実現できるものではない。
今はその糸口が見えてきたと同時に、一気に絡み合い、コトを複雑にしているのかもしれない。
少し整理しなきゃイケないんだろう。
一気に絡み合ったたくさんの意図と糸、過去から現代において固結びになったり、ほつれしまった人とひとを、しっかりと整理して、キレイな糸で、縦と横にきっちりと編みこんでいく・・・・本当のつながりと組織づくりがこれから始まる。
すべてが良いベクトルへ向かうような、晴れやかな気持ちになって、えんための語源・モットーである、「何事にも楽しくエンタテイナーの心」に戻るよう、気持ちのリセットボタンおしてみよう。
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